矯正「つづき歯科医院」熊本市水前寺 出水 電車通りの歯医者

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矯正 歯列矯正とは、お口の中の歯の位置や配列を改善し直すこと。エステ感覚で矯正を行ってしまうと悪化させてしまうこともあるので、十分なカウンセリングが必要です。

はじめに

『この子の歯並びは大丈夫でしょうか...?』
と、心配そうにお子さんを連れて来られる親御さん。

『昔から、この歯並びが気になってて...』
と、辛い胸の内を相談される方。

当院では、ほとんどの方に同じ言葉で説明を始めます。
矯正は、あまりお勧めしません

矯正はお勧めできない!?

歯並びが悪いことで一番困るのは、見た目がよくないことです。
見た目は大切です。
親御さんが、かわいいお子さんの見た目を心配されるお気持ちはよくわかります。
長年のコンプレックスが、大きな心理的ストレスになっている方もいらっしゃるかもしれません。
それが改善できるなら、とても素晴らしいことだと思います。
しかし、それでもお勧めしない理由は、いくつかの誤解があるからです。

矯正は治療か!?

歯並びを気にされて、“治療”を受けなくてはいけない、と考える人もいるでしょう。
しかし、歯並びが悪いことは“病気”ではありません。

“病気”なら、急いで“治療”する必要がありますが、そうではないのです。
“病気”ではないので、矯正には健康保険が使えません。
(健康保険が効く例外はありますが、それは病気として認定された例外です)

つまり、ほとんどの矯正は“病気の治療”ではないのです。
もちろん、病気かどうかの判断は必要です。
もし病気でなければ矯正しなくていいと思えるなら、する必要はないということです。

“よい歯並び”と“悪い歯並び”

歯並びが悪いと、むし歯や歯周病になりやすいという意見があります。
本当にそうでしょうか?

歯並びがよくても、むし歯や歯周病の人は大勢います。
逆に、ひどい歯並びでも健康な人はいくらでもいます。
多少、歯磨きしにくかったとしても、悪い歯並びがそのまま病気に結びつくことはありません。
よくも悪くも、歯並びとは“個性”のひとつでしかありません。

矯正とは、特殊な装置を入れて、自然な状態から不自然な状態にしていくことです。
むし歯や歯周病のリスクもあるので、健康になるために矯正をするという考えは間違いです。
むしろ、見た目を改善するためには仕方がない、と割り切って行われる行為なのです。
“治す”ことと“直す”ことを、混同されないことです。

それでも気になる方は...

でもやっぱり気になる…という方もいらっしゃると思います。

その場合、まずは患者さん自身が、どうなりたいのかを、はっきりさせることが大切です。

その目的(見た目の改善)のためには、いろいろと嫌なことも受け入れなければなりません。
病気のリスクだったり、期間がかかることだったり、たくさんの費用がかかったり...と。
それらの嫌なことを、最小限にしていくことが、とても大切です。

矯正は、最適な時期を選んで、最も安全な方法で、最短期間で終われるように行われるべきだと考えます。

矯正のポイント